TOP > 知財支援について
「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム」は、優れた基礎研究の成果を実用化し、我が国のアカデミア発の革新的な医薬品や治療法をいち早く医療現場にお届けすることを目指して、研究を戦略的に推進しています。
がん研究の成果を医薬品や医療技術として実用化するためには、臨床試験と薬事承認という出口に向けて、研究成果を適切に育成していく必要があります。この育成プロセスにおいては、知的財産権の確保という産業化に必須の手続きが求められます。幸い、国の10年にわたる大学知財部門の整備事業によって、多くの大学で知財部門が整備され、定常的な知財管理活動が行われています。そのうえで知的財産権を強固なものにするには、個別の研究課題に対してさらに専門的な立場から、研究活動と成果発信を効率的に行えるように支援することが必要です。本プログラムでは、研究者の皆様に対してこうした支援を行うために、「知的財産支援ユニット」を整備しました。
基礎研究の成果を実用化に結び付けるには、タイミングのよい技術移転活動(企業への特許導出活動)が必要となります。本プログラムでは、研究代表者の特許は所属機関に帰属することになりますので、特許の導出活動を所属機関の知財部門と連携して進めることのできる体制を整えました。すなわち、企業へのアカデミア技術導出の仲介において、本プログラムが、ライフサイエンス分野で多くの実績をもつ知的財産戦略ネットワーク(株)と連携する契約を締結し、本プログラムに参画する研究機関の知財部門も同社の仲介を受けることができるようにいたしました。
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